未経験からロゴデザイン副業を始める5つのステップ|スキル習得〜案件獲得まで徹底解説
「デザインに興味はあるけど、美大卒でもないし、センスに自信がない…」 そんな人でも、今の時代はロゴデザインのスキルを身につけて在宅で副業することが可能です。
クラウドソーシングの普及により、企業や個人からロゴの依頼が多く寄せられており、未経験から月3〜10万円を稼ぐ人も少なくありません。
本記事では、未経験からロゴデザインで収入を得るための具体的な「5つのステップ」を実践的な学習法やおすすめスクール・書籍とともに解説します。

ステップ1:ロゴデザインの基礎を理解する
ロゴは「企業やブランドのアイデンティティ」を視覚的に表現するもの。 単なるマークではなく、「理念・特徴・印象」を凝縮して伝える重要な役割を持ちます。
まず知っておきたいロゴデザインの種類
- ● シンボルロゴ: AppleやNikeのようなマーク型。
- ● ワードロゴ: GoogleやCoca-Colaのように文字をデザイン化。
- ● コンビネーションロゴ: シンボル+文字の組み合わせ。
初心者はまず、「ワードロゴ(文字デザイン)」から挑戦すると良いでしょう。
フォントやレイアウト、余白の取り方を学ぶことで、基礎的なデザインスキルが身につきます。
学ぶべきデザインの基本原則
- ● バランス(左右対称・重心の安定)
- ● 統一感(形・線幅・フォントの一貫性)
- ● 視認性(小さくしても読める・覚えやすい)
- ● コンセプト(意味・ストーリー性)
これらを意識することで「なんとなくオシャレ」ではなく、「目的のあるデザイン」が作れるようになります。
ステップ2:Illustratorを習得する
ロゴデザインの現場で使われるツールのほとんどはAdobe Illustrator(イラストレーター)です。 Photoshopではなく、ベクター形式で作成できるIllustratorが必須になります。
学習の流れ
- 基本操作(図形ツール・ペンツール・文字ツール)
- カラー設定と配色理論の理解
- ロゴ制作の練習(円・線・文字の組み合わせ)
- データ納品の形式(.ai, .png, .jpg, .svgなど)を学ぶ
おすすめの学習サービス
- Udemy(ユーデミー):Illustrator基礎講座は評価が高く、定期的にセールもありコスパ◎。
- TechAcademy Webデザインコース:現役デザイナーがマンツーマンサポート。
- SARASchool デザイン講座:資格取得や副業を見据えた通信講座。
無料で始めたい場合は、YouTubeの「Illustrator 基礎」動画から学び始めてもOKです。
ただし、効率的に副業化を目指すなら、体系的な講座を受けた方が早いです。
ステップ3:模写と実践でスキルを磨く
基礎操作を覚えたら、「模写 → 分析 → 改良」のサイクルでスキルを伸ばします。
おすすめの練習方法
- ✔ 有名企業のロゴを模写してみる
- ✔ 架空の会社(例:カフェ・IT企業・美容室)を設定し、ロゴを提案する
- ✔ SNSで「#ロゴ練習」「#ロゴデザイン勉強中」などのタグで発信する
模写の目的は「構造を理解すること」。
単なるコピーではなく、「なぜこの形なのか?」を考えることが成長の鍵です。 また、投稿を継続することで、SNSから依頼が来るケースも増えています。
デザインのインプットに役立つサイト
ステップ4:ポートフォリオを作る
案件を受けるには、実績がなくても「ポートフォリオ(作品集)」が必須です。 自分の作った架空ロゴや模写作品をまとめ、見やすく整理しましょう。
ポートフォリオ作成のポイント
- ・1ページに3〜6作品ほど厳選して掲載
- ・「制作意図」や「ターゲット層」も添えると信頼感アップ
- ・カラーや余白に統一感を持たせる
おすすめの無料サイト
- Behance(ビハンス):Adobe公式。世界中のデザイナーが使用。
- POTOFU:リンクやSNSも一括掲載できるポートフォリオサービス。
- Wix:自作でサイトを作りたい人におすすめ。
デザインが整ったポートフォリオは、それだけで「仕事ができそう」と思わせる強力な営業ツールになります。
ステップ5:副業として案件を受けてみる
最後は、いよいよ実践です。最初の案件は緊張しますが、「経験を積む」ことが最優先です。 まずはクラウドソーシングサイトで募集に応募してみましょう。
おすすめの案件サイト
- Lancers(ランサーズ):国内最大級。初心者案件も多い。
- クラウドワークス:企業案件も豊富で、信頼度◎。
- SKIMA(スキマ):個人間取引メイン。アイコンやロゴ販売も可能。
初案件のポイント
- ・低価格でも「実績づくり」と割り切る
- ・修正依頼には丁寧に対応し、信頼を積み重ねる
- ・納品後に「掲載許可」をもらい、作品として活用する
数件こなすうちに、対応の流れやクライアントとのコミュニケーションにも慣れていきます。 継続案件や紹介につながることも多いです。
おすすめの書籍で理解を深める
- 『ロゴデザインの教科書』(著:伊達千代)― 基礎理論からコンセプト設計まで体系的に学べる。
- 『なるほどデザイン』(著:筒井美希)― デザインの考え方と感覚的な理解を磨ける。
- 『デザイン入門教室[特別講義]』(著:坂本伸二)― 初心者でも「なぜそう見えるか」を学べる良書。
まとめ:未経験でも始められる、ロゴデザイン副業の道
未経験からでも、正しいステップを踏めばロゴデザインで収益を得ることは十分可能です。 ポイントは次の3つです:
- ツール操作+デザイン基礎をバランスよく学ぶ
- ポートフォリオで実力を可視化する
- 案件を通して実践スキルを磨く
デザインは「センス」ではなく「積み重ね」です。
コツコツと作品を作り続けることで、気づけば副業から本業へとつながる可能性もあります。

