ペットシッター士とは?取得方法・仕事内容・開業の始め方とおすすめ講座

ペットシッター士とは?取得方法・仕事内容・開業の始め方とおすすめ講座

共働き・旅行・入院時の「留守番ケア」需要が拡大。動物好きの副業・独立に人気のペットシッター士を、資格の取り方から仕事の流れ、開業に必要な登録・保険・契約まで丸ごと解説します。

目次

ペットシッター士とは

飼い主不在時に自宅へ訪問し、ペットの世話(給餌・給水・トイレ清掃・散歩・投薬補助・見守りなど)を行う専門職です。資格名・カリキュラムは民間団体が提供し、国家資格ではありません。ただし実務では、動物行動・衛生・法令・安全管理の知識が求められます。

開業形態・サービス内容によっては、各自治体で第一種動物取扱業の登録(種別:保管等)が必要となる場合があります。必ず開業予定地の担当窓口に事前相談してください。

日本ペットシッター協会の公式サイトはコチラ

主な仕事内容

日常ケア

  • フード・給水、トイレ掃除、ブラッシング
  • 見守り・遊び・報告(写真/動画)

犬の散歩代行

  • 安全なコース設定・ハーネス点検
  • 雨天時の代替ケア(室内運動・ノーズワーク)

追加オプション

  • 投薬補助(獣医指示の範囲)
  • 爪切り・耳掃除(可否は事前同意)
  • 鍵の受け渡し/返却、買い物代行 等

資格の取り方(学習~認定)

  1. 講座を選ぶ:動物行動学・衛生・法令・接遇・リスク管理まで網羅のカリキュラムを選定。
  2. 受講・課題:テキスト/動画+小テスト。実地研修や現場想定ケースがあると◎。
  3. 認定試験:合格で「ペットシッター士(等)」の資格証を取得。
  4. 現場準備:保険加入、契約書・カルテ・報告書の整備、鍵管理フローの確立。

開業手順(登録・保険・契約)

項目内容ポイント
法的手続事業形態の選択、必要に応じて第一種動物取扱業の登録(種別:保管 等)自治体により運用が異なるため必ず事前確認
保険賠償責任保険(対人・対物・受託動物)、個人情報漏えい現場事故・鍵紛失など想定リスクをカバー
契約/同意利用規約、重要事項説明、免責、キャンセル規定、鍵受領書初回面談で健康状態・性格・持病・動物病院をヒアリング
運用書式飼育カルテ、チェックリスト、報告書テンプレ写真/動画レポートで信頼向上
衛生・安全消毒・手指衛生・咬傷/脱走防止・熱中症対策季節リスクごとに手順書を整備

料金相場とメニュー例

メニュー目安料金備考
猫の留守番ケア(45~60分)¥3,000~¥4,500トイレ掃除/給餌/遊び/報告
小型犬の散歩(30~45分)¥2,500~¥4,0002頭目+¥500~¥1,000
鍵受け渡し/返却¥1,000~¥2,000書留/手渡し 等
時間外/繁忙期加算+10~30%早朝/夜間、GW/盆/年末年始
投薬補助・介護ケア+¥500~¥1,500事前同意・可否確認必須

※地域・経験・保険加入の有無・交通費で変動します。正式料金は自社サイト・見積書で明示してください。

【A8対応】おすすめ通信講座

総合型:基礎~開業サポートまで

  • 動物行動/衛生/法令/接遇/トラブル対応を網羅
  • 現場レポート様式・契約書テンプレ付き
  • 質問サポート・添削あり

【A8】講座ページへ

短期集中:動画×小テストで最短合格

  • スマホ学習/倍速/オフライン再生
  • 章末テストで理解度チェック
  • 修了試験合格で認定証発行

【A8】講座ページへ

実務特化:問題行動・高齢動物ケア

  • 攻撃・分離不安・投薬補助などのケース対応
  • 高齢/持病ペットの見守り手順
  • 緊急時フローと連絡テンプレ

【A8】講座ページへ

仕事に役立つツール

  • 予約/カルテ管理:スケジュール、顧客・ペット情報、ワクチン記録
  • レポート:写真/動画送付、チェックリスト自動生成
  • 鍵管理:受領書・封印番号・保管ボックス運用
  • 会計:見積・請求・キャッシュレス(QR/カード)

よくある質問

国家資格ですか?民間資格ですか?

ペットシッター士は民間資格です。団体ごとに名称やカリキュラムが異なります。実務品質は学習内容・経験・運用体制で差が出ます。 開業にあたり行政の登録は必要ですか?

開業形態や提供サービスにより、各自治体で第一種動物取扱業の登録(種別:保管 等)が必要となる場合があります。事前に所管窓口へ確認してください。 保険は必須ですか?

法的な必須ではない場合が多いですが、賠償責任保険(受託動物含む)への加入は強く推奨します。事故・鍵紛失・物損に備えます。 料金の決め方は?

基本料金(時間/頭数/距離)+オプション(投薬補助・時間外・繁忙期)+交通費で設計します。近隣相場と自社の提供価値を基準に見直しましょう。 犬猫以外も対応できますか?

ウサギ・小鳥・小動物なども需要がありますが、種ごとの生態知識とリスク評価が必須です。対応可否は契約前に明確化しましょう。 投薬や医療行為はできますか?

基本は獣医師の指示に基づく投薬補助まで(自己判断の医療行為は不可)。与薬方法・用量は事前に書面で確認します。 副業でも始められますか?

可能です。予約時間の管理・緊急時代替体制・移動距離の上限を決めるなど、無理のない運用設計を行いましょう。

まとめ

ペットシッター士は、暮らしに寄り添う需要の高いサービス。
民間資格であっても体系的に学び、登録の要否確認・保険加入・契約/報告の仕組み化まで整えれば、信頼性の高い運営が可能です。
まずは講座で基礎を固め、初回面談テンプレとレポート様式を用意して、安全第一でスタートしましょう。

※本記事は一般的なガイドです。登録要件・運用は自治体で異なる場合があります。開業前に必ず最新の公式案内をご確認ください。リンクには広告(A8)を含む場合があります。

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